こんにちはキャッシーです!
内視鏡室って謎に包まれていませんか?
内視鏡室って何してるんだろう? どんな業務をしてるんだろう?
今回は、内視鏡の検査内容についてお伝えしようと思います
内視鏡室は何をするところ?
内視鏡を使用し、臓器の診断・治療をおこなうことができます
消化器疾患や呼吸器疾患の治療・診断が可能です
ここでは消化器検査について説明します
最近では、健康診断・人間ドックなどで予防的に内視鏡検査を受ける人も増えてきました!
検査内容について
内視鏡とは?
内視鏡には、硬性鏡と軟性鏡の2つの種類があります
硬性鏡:硬くて短い内視鏡 手術室で使用する
軟性鏡:長くて柔らかい内視鏡 内視鏡室で使用する
内視鏡とは、細長い黒い筒型機械の先端に、小型カメラがついており胃・腸に挿入し体内の状態を観察する機械のことを指します。(内視鏡のことをファイバースコープ・ファイバーと呼んだりします)
上の図では、先生が持ってる黒い筒のことを内視鏡カメラ(ファイバースコープ)と言います!
上部消化管内視鏡検査(EGD/GS/GF/GIF)胃カメラのこと
胃カメラのこと 食道・胃・十二指腸の粘膜を観察する検査
方法としては、経鼻内視鏡検査・経口内視鏡があります
ファイバースコープの挿入場所によって名前が変わります
略語はさまざまな種類があります
EGD:Esophagogastroduodenoscopy
GS/GF/GIF:Gastrointestinal Fiberscope
※内視鏡=「endoscope」食道=「esophago」胃=「gastro」
内視鏡で観察することを指す・・・「endoscpy」
内視鏡による〜・・・・「endoscopic」がつく
国際的に通じるのは、EGDの方です
日々、いろんな略語が飛び交います 頭の片隅に入れておくといいでしょう
下部消化管内視鏡検査(CS/CF)
大腸カメラのこと 肛門から回腸末端まで粘膜を観察してくる検査
ファイバースコープを、肛門から回腸末端まで挿入し
ファイバースコープを、肛門の方へ抜きながら大腸を観察していきます
略語について
結腸=「colon」
CS:Colonoscopy
CF:colono fiberscope
国際的に通じるのは、CSの方です
日本の臨床では、どちらの略語も使用されています
患者にはできる限り専門用語を避け理解に応じた言葉を使っていきましょう
超音波内視鏡検査(EUSーFNA)
超音波内視鏡を用いて、超音波像を見る検査
食道・胃十二指腸・大腸・胆嚢・膵臓などの消化管の腫瘍などを詳しく調べる検査です
表面では見えない粘膜下の腫瘍の位置・大きさ・浸潤度合い・深達度・悪性の程度・周囲の臓器との位置関係・周囲のリンパ節の状況を知ることができる
超音波=「Ultrasound」
EUS:超音波内視鏡検査 超音波で食道・胃十二指腸・大腸・胆嚢・膵臓などを観察します
EUS-FNA:Endoscopic Ultrasound-Fine Needle Aspiration
超音波内視鏡下穿刺吸引法:超音波下で、針を刺し細胞・組織検査をおこないます
内視鏡的逆行性膵胆管造影検査(ERCP)
胆道・膵疾患に対しておこなう検査
内視鏡・カテーテルを用いて十二指腸乳頭部から造影剤を注入し、胆管や膵管を造影する検査です
検査場所は、透視室(TV室:X線透視室)になります
逆行性=「retrograde」
ERCP:endoscopic retrograde cholangiopancreatography
いわゆる胃カメラと違い、検査時間が長く
内視鏡検査の中でも、合併症が最も多く、死亡率も高い処置になります
小腸内視鏡
胃カメラ・大腸カメラを用いても、小腸の観察はできませんでした
小腸内視鏡によって、消化管のすべての観察が可能になりました
小腸内視鏡には、カプセル内視鏡・ダブルバルーン内視鏡2つの種類があります
小腸カプセル内視鏡:自動撮影機能がついた、カプセル型の内視鏡を飲み込み、全小腸の観察ができます
ダブルバルーン内視鏡:胃カメラ・大腸カメラよりの長いファイバースコープで、口側と肛門側の2回に分け挿入し全小腸を観察する検査です
これまで診断できなかった、原因不明の貧血、出血など
小腸を観察できることで治療ができるようになりました
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