こんにちは、キャッシーです
「ERCPって何?」「どんなことするの?」「どの疾患に対して実施するの?」
など実際にERCPに対して疑問が多くあると思います
今回は、ERCPの大枠を理解しやすく説明していきますね!
少しでも、ERCPがイメージができれば嬉しいです
ERCPについて
ERCPとは、内視鏡的逆行性膵胆管造影の略語です
漢字が多くて難しいですが、十二指腸乳頭から胆管・膵管を造影し治療や検査をおこなうことを指します
検査場所は、造影剤や透視画面を使用するため放射線科の透視室で実施します
◯検査◯
膵がん・胆管がんなど疑わしい時に、造影をおこないます
病変部分を生検・膵液や胆汁の細胞診検査ができます
◯治療◯
胆管や膵管に石がある時には、結石除去ができます
石や癌により発熱・黄疸・腹痛などの症状がみられる場合は、ドレナージができます
キャッシー
胆管と膵管は十二指腸乳頭に開口しています
主な治療の種類
ERCPに関することは、略語が多いです
主要なものを1つずつ解説していきます
- EBD:内視鏡的逆行性胆道ドレナージ
胆管内にステントを挿入し体内でドレナージおこないます - ENBD:内視鏡的経鼻胆管ドレナージ
胆管にステントを挿入し経鼻よりチューブを出し体外で管理する方法 - E RPD:内視鏡的膵管ステント留置術
膵管内にステントを挿入し体内でドレナージをおこないます - EST:内視鏡的乳頭括約筋切除術
結石除去のため、乳頭括約筋ををナイフを使用し電気メスで切開をおこないます - EPBD:内視鏡的乳頭バルーン拡張術
結石除去のため、乳頭括約筋をバルーンを使用し拡張します
キャッシー
緊急減黄の場合、EBDだけをやることが多いです
結石除去の場合は、EST・EPBD後結石除去を実施することが多いです
適応
胆管がん、胆道結石、胆管狭窄、胆道管合流異常
膵がん、慢性膵炎
などが治療適応となります
禁忌
全身状態不良である
造影剤(ヨード)アレルギーがある
急性膵炎の急性期
患者から同意を得られない
偶発症
- 急性膵炎:一番多い
腹痛・背部痛・嘔気が出現 そのため3時間後の採血を実施すしている施設が多い
重症例では、死亡例は20〜30% 非常に注意が必要です
- 穿孔:ESTやEPBDによるもの
腹痛・発熱(内視鏡中に体動が激しくなる場合があります)
場合によっては、緊急手術になることがある
- 出血:ESTによるもの
吐下血・頻脈
- 胆管炎
右季肋部痛・発熱
まとめ
胃カメラや大腸カメラと違いERCPは検査時間が長くなります
また、検査時間が長いと、検査の体位保持や使用薬剤の量が増えていきます
検査・処置自体が、侵襲性が高いです
そのため患者の負担が大きい検査となります
消化器系の内視鏡検査で最も、合併症や偶発症が多く死亡率も高い検査となります
内視鏡看護師として十分にリスクを理解し介助についていきましょう
コメント