下血と血便とタール便の違いってなに?

Uncategorized

こんにちは、キャッシーです

「下血してる!」 「血便あり!」 「タール便あり!」

さて、上記の違いは何かわかりますか?

恥ずかしながら、私は先輩に指摘されるまで同じものだと思っていました・・・・・

出血部位・症状によって、言葉の使い方が変わります!

相手に正しく伝わるように、言葉の使い方を学び選択していきましょう

下血とは?

下血は、黒色便(タール便)と血便に分けられます

出血の色により、出血部位が予測できます

血便とは?

大腸からの出血時にみられる症状のことです

鮮紅色:左半結腸より肛門側での出血している

暗赤色:右半結腸より遠位速及び小腸からの出血している

右側大腸(右半結腸):盲腸・上行結腸・横行結腸・右2/3までのこと

左側大腸(左半結腸):横行結腸 左1/3から下行結腸、S状結腸、上部直腸のこと

考えられる疾患

  • 直腸潰瘍
  • 大腸憩室出血
  • 虚血性腸炎
  • 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎:UC クローン病:CD ベーチェット病)
  • 大腸がんなどの腫瘍性病変
  • 痔核

タール便とは?

上部消化管や小腸からの出血が大腸へ流れてきたもの:黒色の便=タール便
上部消化管:口・咽頭・食道・胃・十二指腸のことです

タール便は、コールタールに似ているからその名前となったいるようです
コールタールとは、石炭を熱分解して得ることができる黒色かつ液状の副産物です

胃酸により血液が酸化し黒色便(タール便)となります
出血が多いと下血として症状が出てくることがあります

考えられる疾患

  • 食道がん
  • 食道・胃静脈瘤 破裂
  • マロリーワイス症候群
  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
  • AGML(急性胃粘膜病変)
  • 胃がん

まとめ

下血といっても、上部消化管出血・下部消化管出血どちらの可能性もあります

下血の色調や量を確認し、出血部位の予測が大切です

タール便なのか、血便なのかを確認し内視鏡検査をおこなっていきましょう

下血の種類出血部位
タール便:黒色便黒色上部消化管・小腸から大量に出血がある場合に便にまじって症状としてあらあらわれる
血便鮮赤色〜暗赤色大腸からの出血

コメント

タイトルとURLをコピーしました